【富士山世界文化遺産登録10周年】富士山焙煎堂のオープン記念式典に行ってきました。

富士山焙煎堂の店内

仕事で新規事業の立ち上げのお手伝いをさせていただいた、富士山の五合目で休憩所を営む「富士山みはらし」さまが新しく始める新店舗「富士山焙煎堂」
ありがたいことに、オープン記念式典に招待していただいたので、夫婦で行ってきました!

今年は富士山が世界文化遺産登録10周年という節目の年。
そんな時にデザインを通して事業のサポートをさせていただけたことはとてもうれしいことで、初めての富士山訪問がこのタイミングだったのはなんだか不思議な気持ちです。笑
弾丸スケジュールだったので、移動時間の方が多かったような気がしますが、とても貴重な経験をさせていただきました。

今回は、そんな初めてづくしの富士山焙煎堂オープン記念式典の様子を綴ります。

山口→東京→山梨へ

初めての宇部空港からの搭乗

宇部空港から飛行機で羽田へ。
そこから東京駅まで移動して、高速バスで河口湖へ移動するというルートで今回は向かいました。

記念式典は16時からだったので、当日の朝に宇部空港へ。
うちから宇部空港までは車で約30分。
こちらに移住して知ったのですが、宇部空港の駐車場はなんと無料です!
めちゃくちゃありがたいですよね。
こじんまりしている空港なので迷うこともなく快適に飛行機に乗ることができました。

久々の東京!

会社員として働いていた時は仕事で行くこともあったのですが、フリーランスとして活動しはじめてからは初めての東京。
この日は平日だったこともあり、想像より人が少なくて安心しました。
羽田空港から電車を乗り継ぎ、バスの発車する東京駅まで向かったのですが、普通に座れたのが何だか変な感じでした。笑

河口湖へのバスはまるで海外旅行

東京駅から河口湖駅までは高速バスを使ったのですが、この日はぼくら夫婦以外は全員海外の方たちでした!笑(しかもほぼ満席)
車内は海外旅行に行ったような雰囲気。
バスの運転手さんも普通に英語でコミュニケーションを取っていて、世界的に有名なところなので海外の旅行者もかなり利用するんだなぁとびっくりしました。
東京駅から河口湖駅までは、バスで約2時間。結構近いですよね。

河口湖駅からいよいよ富士山へ!

富士山五合目の標高は2305mだそうです。
今まで飛行機以外でそんな標高の高さを経験したことがなかったのですが、近づくにつれて耳がなんだかおかしくなってきたので、標高の高さを感じました。笑

会場の富士山みはらしに到着

富士山登山記念の看板

山口の家を出たのが朝の6時。
ありとあらゆる公共交通機関を使って15時くらいに富士山五合目に到着しました。
普段はほぼ車しか乗らないので、移動もとても楽しい時間でした!

遊びに来たわけではないのですが、こういう看板を見ると完全に旅行気分になっちゃいますよね。笑
この日はあいにくの天気で五合目は雨が降ったりやんだりの繰り返しだったのですが、五合目にきているお客さんは割といたように思います。

後で富士山みはらしのスタッフさんに伺ったのですが今からの季節、平日は海外の旅行客、週末は日本の旅行客の方々でかなり賑わうそうです。
元々はオープンして少し落ち着いた頃に訪れようと思っていたのですが、今回ご招待いただいてゆっくりと店内を見ることができたのは、貴重な体験でした。
改めて富士山みはらしさまに感謝です!

リニューアル後の富士山みはらしの店内

一緒に仕事させていただいていた時は、オンラインでのミーティングだったので、女将さんや専務、富士山みはらしのスタッフさんと初めて直接顔を合わせてお話をできたのが本当にうれしかったです!

打ち合わせなどでみなさんの仲睦まじい様子は見せていただいていたのですが、実際に会ってみてもやっぱり皆さんとてもチームワークが良く、楽しく仕事をしている姿がとても印象的でした。

富士山焙煎堂のカウンター
富士山焙煎堂の店内
富士山焙煎堂の店内
富士山焙煎堂の店内

この日は関係者のみでのプレオープンだったのですが、内装や外装を手がけた施工業者さんやインテリアデザイナーさんなど、かなりの人数の人がいらっしゃっていました。

TAPコーヒーで飲むこだわりの一杯

ギーセンの焙煎機
Giesen(ギーセン)の焙煎機。造形美。
セルフで注げるTAPコーヒー
自分で注げるTAPコーヒー。
TAPで注いだ富士山焙煎堂のコーヒー
ちょうどいい具合に入ります。

Giesen(ギーセン)の焙煎機、自分で注ぐことができるTAPコーヒーというシステム。
どれもこれも初めて見るものばかりですごくテンションが上がりました。笑

こだわりの「富士山ブレンド」「エチオピア」の2種類のコーヒーをいただいたのですが、見た目は似ているけど片方はフルーティな酸味のあるコーヒー、もう片方は心地よいほろ苦さのある大人なコーヒーで普段飲んでいるものとは全然違うおいしさでした!(富士山の五合目では水の沸点が平地と違うそうです。)

富士山は登山客や観光客でかなり賑わうので、セルフで注げるTAPコーヒーは待ち時間も少なく済むしすごくいいシステムですよね。

妻、大絶賛のアフォガード!

コーヒーとアフォガード
アフォガードをスプーンですくっている

コーヒーに続いて、妻が感動していたのがこのアフォガードです。
エスプレッソもソフトクリームもすごくおいしくて夢中で食べているとあっという間になくなってしまいました。
一日中食べ続けたいスイーツでした。笑

グランドオープン後はほかにもたくさんのスイーツが並ぶそうです。
きっとどれもおいしいんだろうなぁ。

新しくなったレストランでの演奏会

コーヒーとスイーツを堪能した後は、2階のレストランでピアノ、チェロ、ヴァイオリンのコンサートがありました。
レストランの奥にあるグランドピアノは存在感がすごかったです(語彙力…)笑

ヴァイオリンは大島理紗子さん

愛知県出身。
2018年ウィーン・ベートーヴェン国際コンクール最高位を受賞。2019年シンガポール音楽祭コンクール第3位。第20回演奏家コンクール全国大会第1位、併せて文部科学大臣賞、毎日新聞賞を受賞。ポーランドナウンチェフ国際バイオリンコンクール第1位。
東京藝術大学在学中に安宅賞受賞。BSテレ東「バカリズムの30分ワンカット紀行」、BS日テレ「恋するクラシック」、フジテレビ「さんまの東大方程式」にも出演。

World Heritage 10th Anniversary Concertパンフレットより引用

チェロは権英晃さん

東京生まれ、東京育ち。現在26歳。
5歳のときに才能教育でチェロを始める。青山学院大学を経て東京藝術大学別科修了。Worldship OrchestraやInterlochen Art Campに参加。現在JPCOでの演奏やKing GnuのMV出演、他アーティストのライブサポート等の音楽活動を行う。才能教育で河地正美先生、東京藝術大学で藤森亮一先生に師事。

World Heritage 10th Anniversary Concertパンフレットより引用

ピアノは井出真奈美さん

国立音楽大学音楽部演奏学科鍵盤楽器専攻ピアノ専修卒業。
同大学ディプロマコース修了。学部在学時に選抜コース試験に合格し、声楽伴奏や楽器伴奏などのアンサンブルを学ぶ。ウィーン音楽大学教授ベルンハルト・パルツ氏に師事し、推薦コンサートに出演。在学時より室内楽の勉強を積極的に行い、卒業後も器楽伴奏などを中心に演奏活動を行っている。

World Heritage 10th Anniversary Concertパンフレットより引用

と、錚々たる面々でのコンサートでした。
こんなに近くでヴァイオリンなどの演奏を今まで見たことがなかったのでとても貴重な体験をさせていただきました。
どの曲もほんとうに素晴らしかったです。

富士山を訪れるすべての人々の憩いの場「富士山焙煎堂」

今回の富士山焙煎堂オープン記念式典に参加させていただいて、リニューアルに携わった方たちのお話をたくさん聞くことができました。

富士山という特殊な環境の中での工事は、様々な申請や規制など通常の工事とは異なるたくさんのハードルがあったそうです。
そのたくさんの規制の中で、こんなに素敵なお店を作り上げた皆さんとお会いして話を聞かせていただけたことで、改めて富士山みはらしさまや関係者の方々の努力を知りました。
自分も少しだけではありますが立ち上げのお手伝いをさせていただけたことを、とてもうれしく思います。

山頂を目指す登山家の方の疲れを癒やし、観光で訪れる方々の記念となる思い出を作る場所として、「富士山みはらし」「富士山焙煎堂」が発展していくことを心から願っています。

皆さんもぜひ、「富士山みはらし」「富士山焙煎堂」へ足を運んでみてください!

富士山みはらしホームページ
富士山焙煎堂Instagramアカウント

この記事を書いた人

Takashi

山口県下関市出身。
フリーランスのデザイナーとして活動しています。
写真を撮るのが好きです。
2022年3月に山口市に移住してきました。
移住に関することや自分たちのライフスタイルなどを備忘録として残していきたいと思います。