【いなか暮らし1年目】築50年、古民家の寒い冬を乗り切る暖房グッズ!

今年、2022年の春に福岡から山口に移住してきて、初めての本格的な冬を迎えました。
いまぼくたち夫婦が過ごしている地域は山口市の南部地域にあたり、北部などの山間部に比べると瀬戸内型の気候で、比較的温暖な地域です。

とはいえ、以前住んでいた福岡市内の市街地でマンション暮らしと、山口の地方都市の築50年の木造平屋での冬の過ごし方はけっこう違います。
日中の気温自体は福岡とそんなに変わらないような気もしますが、朝晩の冷え込みや外に出た時の体感温度はやはり今住んでいる田舎の地域は厳しい寒さです。

特に田舎の地域の家は古い家も多いので冬をどうやって乗り切るのかは、快適に古民家生活を過ごす上で重要なポイントになってきます。
我が家は普段過ごしている「母屋」に加えて、仕事場として使用している「ガレージ」で主に生活しています。
今回は母屋とガレージの異なる環境で、移住1年目のぼくたちがどんな防寒対策をしているかを紹介していこうと思います。

母屋の防寒対策

母屋のリビング
母屋の中で一番長い時間を過ごすリビング

母屋に関しては、リフォームの時点で寒さ対策として断熱材をしっかりいれてもらったこともあり、ネットでよく見るような「外より家の中の方が寒い」などの古民家特有の謎現象は起こっていません。笑

ただ、やはり昔の木造住宅。
窓も大きいので、現代の高気密住宅やマンションなどに比べると、エアコンの暖房機能だけで過ごせるかというと厳しいような気がします。

窓の外気対策「ハニカムシェードスクリーン」

我が家の寝室
柔らかい光が入ってきてちょうどいいです
ハニカムシェードスクリーン
ハニカムシェードスクリーン

古民家の寒さの原因の一つ「窓」
我が家も古い家なので、大きな窓がたくさんあります。
できる限り、使える物は当時のまま残したかったので、サッシ等は当時のまま使っています。

でもやっぱり冬は寒い!笑
その対策として、母屋の全窓はハニカムシェードスクリーンを使っています。
この家ではカーテンを使ったことがないので比較はできませんが、ハニカムシェードスクリーンを使うことで結構夜の冷気は遮断できているように思います。

ハニカムシェードとは…

ハニカムシェード(ハニカムスクリーン)とは、スクリーン部の断面形状がハニカム(蜂の巣)構造の窓回りアイテムのことです。
スクリーン内部の空気の層が、外気の侵入・室内の空気の流出をしっかりブロックしてくれます。

そのほか窓に設置するアイテムには、カーテン、ロールスクリーン、ブラインドなどがありますが、省エネ効果を期待するなら、ハニカムシェードが断然おすすめです。

https://bicklycarpet.co.jp/より引用

と、あるように省エネで外気の侵入を防いでくれるものだそうです。
ぼくたちが使っているのはIKEAのハニカムシェードスクリーンですが、最近はいろいろな所で買うことができますね。

意外とあなどれない「湯たんぽ」

ゆたんぽ
こいつが意外といい仕事をしてくれるんです!

湯たんぽというものは昔からもちろん知っていたのですが、実際につかったことがありませんでした。
「湯たんぽなんてたいしたことないでしょ」なんて思っていた移住前の自分を叱り飛ばしたくなるくらい、就寝時には湯たんぽが必需品に。

ただお湯を入れるだけなのに、布団の中にいれておくだけでかなり暖かくなります。
朝起きたときもほんのり暖かいので最近は寝る前に毎日準備しているくらいヘビロテしています!
使う物はお湯だけなのでこちらもかなり省エネですよね。
うちでつかっている湯たんぽのカバーは無印良品のシンプルなものを使っています。

冬の定番「石油ストーブ」

母屋の石油ストーブ
母屋で使っているコロナの石油ストーブ

冬といえば定番の「石油ストーブ」
山口に移住してきてから本格的に使い始めました。

リビングに置いていて、使用しているストーブは「目安で木造13畳まで」となっているコロナの石油ストーブを使っています。
リビングの広さは約22畳くらいあるのですが、我が家の場合はこのサイズのストーブでもかなりしっかり暖まります。(ここちよすぎて夜はソファーでうたた寝することも多々あります…危険!)

リフォームの際に梁がでるように天井を高くしたのですが、むき出しにせずに天井を作った上で断熱材もしっかり入れてもらったので、かなり快適な室温で過ごすことができています。

乾燥対策の「加湿器」

シャープの加湿器
パナソニックの加湿器

こちらはマンション暮らしの時から使っている物です。
以前は暖房といえばエアコンだったので、乾燥対策に購入したものを現在も使っています。

湿度が高いと暖かく感じやすいということもあり、ストーブとセットで絶賛稼働中です。
調べてみたところいまぼくたちが使っている物はモデルが新しくなっているようですね。

仕事場(ガレージ)の防寒対策

現在のガレージの様子
仕事場として使っているガレージ

11月に改修が終わったばかりの仕事場(ガレージ)は、床がコンクリートということもあり、これからどう快適に過ごしていくかを模索中なのですが、現在使っている暖房グッズを紹介します。

床の底冷え対策「ウィンターサンダル」

このブログの「ええもん紹介」でもとりあげたこのサンダル。

UNEXPECTED WINTER SANDALS02
UNEXPECTED WINTER SANDALS

仕事場用の履き物として使っています。
履き心地もふわふわとしていてしっかり防寒もしてくれるので重宝しています。
これがあるのとないのでは、現時点でのガレージの快適度は大きく違っていたと思います。
かなりオススメ!

ここでももちろん「石油ストーブ」

ガレージの石油ストーブ
リビングよりも大きな石油ストーブ

仕事場として使っているガレージはリビングよりも広さがあるし床はコンクリート、おまけに2階もあるので、母屋よりも大きな石油ストーブを置いています。

12月に入ってかなり気温が下がってきているので、このストーブ一つでは少し心細い気がしています…笑
まだ稼働し始めたばかりのスペースだからこれからもっと充実させていきたいんですよねー。

足元の冷えはこれで守る「パネルヒーター」

パネルヒーター全体像
5面体のパネルヒーター
パネルヒーター使用時
使用時はこんな感じで足がすっぽり収まります

ガレージでの仕事はアスファルトの床ということもあり、底冷えがすごいです。
現在ぼくたちの足元を寒さから守ってくれているのはこれ。
5面のパネルヒーター!
もうこれなしでは冬は越せないと思います。笑

5面体で暖かさを閉じ込めてくれるので、コタツに入っているような安心感があります。

番外編「やかん」

アンティークのやかん
「古道具のささや」さんで購入したやかん

まだまだガレージは寒い時があるので、ビジュアル的にも暖かさを感じられるし、加湿にもなるやかんをストーブの上に置いています。

こちらはぼくたち夫婦のお気に入りのお店、福岡のささやさんで購入した星野器物の銅のやかんです。
これに水を入れて加湿器代わりにしています。
湯気が出る様子をみると心なしか体感温度があがる気がしています。笑

移住先での初めての冬を迎えて

今年は移住して1年目ということもあって、各季節ごとに初めて体験することの連続です。
ですが、思いのほかぼくも妻も移住生活を楽しんで毎日を過ごせているような気がします。

夏の暑さ(これは都会の方がきつかったです)や冬の寒さも「もう無理!」となることはいまのところありませんし、防寒対策さえしっかりとすればかなり快適にすごせるようになるのかなぁというのが、1年目の感想です。

これからの課題は、仕事場の環境をもっと快適にできるように試行錯誤していきたいです。
そのためにも仕事を頑張らないといけませんね!

この記事を書いた人

Takashi

山口県下関市出身。
フリーランスのデザイナーとして活動しています。
写真を撮るのが好きです。
2022年3月に山口市に移住してきました。
移住に関することや自分たちのライフスタイルなどを備忘録として残していきたいと思います。