【初めてのDIY】年季の入った古い和室が劇的に生まれ変わった!

ご無沙汰しております。
早いもので山口に移住してきて、あっという間にもうすぐ半年が経とうとしています。
移住してくる前に想像していたよりも、いろんな事をたくさんしなければいけないので、忙しいけど楽しい毎日を満喫しています!

少し前のことになりますが、手つかずだった和室の二部屋を自分たちでキレイにしたので、そのときの事を書いていこうとおもいます。
それではどうぞ!

今まで古いままだった和室

和室は電気屋さんに照明のスイッチはつけていただいていましたが、壁や畳などは古いままでした。
天井と床下周りはまるごと改装をしていただいていましたが、壁を塗ったりするのは自分たちでやってみようと思っていたので、手をいれないでいてもらいました。

改修前の和室一部屋目
寝室になる予定の和室
和室の改装前
収納用の部屋になる予定の和室

今回ぼくらが塗装したのは、土壁の部分と柱などの木の部分の塗装です。
元々押し入れだった部分も塗装し直して洋服の収納スペースとして利用します。

昔の土壁は若干柔らかく、少し毛羽立っているような質感だったので、まずは「シーラー」という下地材を塗って壁を固めた後に、塗料を塗って白い壁にしていきます。

所々土壁に穴が開いていたり、崩れたりしている部分もあったのですが、小さいものだったので、パテやコーキングで補修をしました。

下地に使うシーラー

エポMシーラーのパッケージ
シーラー。これで土壁を固めます。

壁って思った以上に広い!

我が家の和室は四畳と四畳半という大きさでそんなに広いわけじゃないから、手をつけるまではすぐ終わるだろうとたかをくくっていましたが、実際やってみると「壁ってこんなに面積があるのか…」と現実をつきつけられた感じでした。

まずは全体の柱などの木部分を塗料がつかないようにマスキングして、下地材を塗っていきました。

壁を塗っている様子
透明な下地材を塗っているところ。結構大変でした…

まずは柱部分や塗りにくい縁を刷毛で塗っていき、そのあと全体をローラーで塗り進めていきました。
妻と二人がかりでやっていたのですが、この下地材のシーラーは透明な液体なので、油断するとどこからどこまでやったかすぐわからなくなります。

この下地材は匂いもかなり強く、換気をしっかりしないと気分が悪くなる系の匂いのやつで、透明だから見た目も変わらず、丸一日かけて塗り終わった頃には二人ともへとへとになってしまいました。

この下地を乾かすために、仕上げの塗装は別日にしたのですが、しばらく家全体がこの下地の匂いがしていたので、住みながら室内の塗装をする時は要注意です。

下地が乾いていよいよ仕上げ塗装!

下地が乾いた後の土壁は以前のような少し柔らかい毛羽だった感じはなくなって、樹脂でカチカチに固まると、仕上げの塗装ができます。
触ってみると、塗装前とは全然ちがって壁自体が固まっている感じでした!
自分たちでやるとこういう途中経過の質感も自分たちで感じながら作業を進められるのでとても面白いです。

仕上げに使った塗料

壁の塗料
仕上げに使う塗料。

仕上げに使ったものはベンジャミンムーアのMatte Finishという塗料を使いました。
こちらは、リフォームをお願いした業者さんにおすすめしていただいたものを購入し、色は明るい感じにできればと思ってホワイトにしました。

ペンキの量には気をつけて!

当初、このくらいの広さだったら、2缶で足りると想定していたのですが、実際に塗り始めてみると、土壁部分に思ったより塗料が吸われて?しまって途中で塗料が足りなくなってしまうという事態に陥ってしまいました…

下地を塗った時は一日で終わったので、今回の仕上げ塗装も一日想定で終わるつもりだったのですが、思わぬ計算間違いをしてしまったため、同じ塗料を新しく購入し、別日にリベンジすることになりました。
この塗料はほかの部屋の塗装にも使えそうだったので少し多めの2缶を購入し、余った塗料はそちらに使う用にとっておきます。

ペンキは床に絶対こぼれるので養生はしっかりと!

今回ぼくらは畳も新しく慎重する予定だったので、床には簡単にブルーシートを敷くだけで塗装をしていたのですが、刷毛やローラーで塗っているとほぼ間違いなく床にボタボタと垂らしてしまいます…

古い畳の上だったので問題なかったのですが、結構畳をペンキで汚してしまったので、床の養生はし過ぎなくらいしておいた方がいいかもしれませんね。

木目部分の仕上げ!

土壁部分の塗装が終わったら、木目部分の仕上げに木部用ワックスを塗ります。
僕らが使ったのは、Old Wood Waxのウォルナットという少し濃い目の茶色を選びました。
これは普通にホームセンターに売っていたのですが、和室の木目部分だけではなく、自分たちでつけた棚の板も色を合わせて塗りました。
簡単だし、いい感じの質感になるのですごくおすすめです!

塗装が終わり、いよいよ新しい畳が!

仕事の合間や休日などに塗装を進めて、途中で塗料が無くなるというプチトラブルもあって塗装を始めてからおよそ2週間くらいたったあたりでやっと塗装が完了しました!

塗装が終わった和室
塗装が終わった和室。初めて自分たちで塗装をしたので感激でした!
塗装後の和室1
新しい畳が入った和室
塗装後の和室2
和室の窓
うれしくて何枚も撮ってしまいました笑

後日、畳屋さんが新しい畳を持ってきてくれて、塗装後の和室に入れてくださいました。
その様子も見学させてもらったのですが、隙間なく畳が収まっていって不思議な感じがしました。

畳屋さんと少しお話もさせていただいて、畳にも敷き方がいくつかあることや足の裏の感覚は鋭いことや京都のお寺の畳の話など、いろいろと面白いお話を聞かせていただきました!

畳が入ったあとの和室は部屋中い草のいい匂いがしていて、旅館に泊まりに来たような気分で二人で無駄に寝っ転がったり歩きまわったりしばらく何もない和室を満喫しました!

おもわず横になる投稿者
新しい畳を満喫中!

初めての部屋づくりを終えて

今まではずっと賃貸のマンションに住んでいて、自分の部屋をDIYで塗装するなんて想像もしていませんでした。
今回、山口に移住してきたことで自分たちの住む場所を自分たちでどうにかするという機会に恵まれて、大変でしたが、とっても楽しかったです!

細かいところだと、塗装がはみ出したりしている部分があったりやっぱりミスも目立ちましたが、「自分たちで部屋をキレイにした」ということはすごくいい経験だったなぁと思います。
畳の部屋で生活するというのも実家に住んでいる時以来ありませんでしたし、今回のような新しい畳をいれたばかりの部屋で生活ができるというのもすごく贅沢だなぁと感じています。

いまは少し物が入っていて、きちんと部屋として使っているのですが、今回改めて思い出しながら写真を見ていると汗をかきながら塗装していたのもとてもいい思い出だなぁと改めて思い返しています。

ただ、いろいろと準備不足だったり、もっとこういうことに気をつけておけばよかったなぁと思うこともあったので、これからご自分で塗装をされる方だったり、自分もまだ改装する部分もあるので、備忘録として残しておきます。

  • マスキングは隅までしっかりしないとはみ出てしまう。
  • 床の養生はしっかりと!
  • シーラーは匂いが強いので屋内で使うときは換気をしながら休憩しながら!
  • 塗料は少なめよりも余裕を持って発注しよう!
  • 新しい畳は3年くらいはカビが生えやすいので、こまめに掃除機をかけてカビ予防!

更新が滞っていた間も家のことや庭のことなど、書きたいことはたくさんあるので、なるべくコンスタントに更新していければと思っています。

いなかぐらしって忙しいけどとっても楽しいです!

この記事を書いた人

Takashi

山口県下関市出身。
フリーランスのデザイナーとして活動しています。
写真を撮るのが好きです。
2022年3月に山口市に移住してきました。
移住に関することや自分たちのライフスタイルなどを備忘録として残していきたいと思います。