【地方移住者の働き方】田舎は仕事がないと言われるのは本当なのか?

仕事場のデスクのコーヒーと手帳

移住を検討するにあたって、いろんな不安や迷いはつきもの。
そのなかでも、移住したあとの仕事や働き方は大きな課題になるのではないでしょうか。

わたしたちの場合、そもそも移住を決意することができたのは、夫が家で仕事をするフリーランスということが大きなポイントだったと思います。
しかし、妻のわたしは福岡の企業で働く会社員です。
今回はそんな夫婦の働き方について綴ってみたいと思います。

働く場所を選ばないフリーランスの夫

制作会社でデザイナーとして働いていた夫が独立したのは2019年。
一応わたしは会社員だったので、もしうまくいかなくても生活できなくなるとかはないから大丈夫!
と言いつつも、夫もわたしもやっぱりどこか落ち着かない部分がありました。笑

移住を考え始めたのは2020年。
心も生活も多少安定してきた頃、ぽっと出てきたのが「いなかへの移住」です。

自宅で毎日仕事をするとなると、賃貸マンションではちょっと窮屈で、働く場所の基盤をしっかり整えたいという思いから自然と出てきた選択肢だったと思います。

時期的にはちょうどコロナが大ごとになってきたあたりだったので、会社員のわたしもリモートワークになり、ふたり揃って在宅勤務。
外出自粛生活で週末も家で過ごす時間が多くなり、窮屈さは増すばかりでした。

夫はもともと山口の方とお仕事をさせていただいていたり、福岡の取引先のお仕事はリモートでもスムーズに進行するものが多かったり、住む場所が変わってもワークスタイルが変わることはなさそうだなというのも移住計画の後押しとなりました。

そんなさまざまな背景が追い風となったタイミングだったからこそ、いなかへの移住を決断できたのだと思います。

実際に移住して1ヶ月近く経つ現在も、福岡にいた頃と変わらず夫は自宅でデザインの仕事をしています。

マンションに比べるとずいぶん広い家なので圧迫感もなく、休憩するときは庭の花や畑を眺めたり、ふらりと遊びに来る地域猫と戯れたり。
相当癒し要素の多い労働環境です。笑

近々、家に隣接している大きなガレージをオフィスにしたいと思っています。
そうすればプライベート空間と仕事の空間が分けられてメリハリがつくし、設備も整えられそうです。

お休みや労働時間は出来る限り会社員のわたしに合わせてもらっているので、お出かけしたり、実家へ帰省したりの予定も立てやすいのはかなりありがたい!

福岡の会社員の妻はどうなる?

フリーランスの夫にとって、なんだかメリットが大きい田舎への移住。
一方、福岡の企業で働くわたしにとってはどうでしょうか。

わたしは転職回数がわりと多い方なので「働く意欲と健康な体があれば仕事はなんとかなる」という感覚が強く、夫婦でたくさん話し合って決めた移住と今の会社で働き続けることを天秤にかけたら、特に迷いや不安はありませんでした。

「もし今の仕事を続けられなくなったら新しい仕事に挑戦してみるか〜」と思っていましたが、ちょうどその頃、偶然にもコロナをきっかけにリモートワークが普及して、会社としても私個人としても必然的に在宅勤務を経験することに。

家でも仕事ができるということを実際に体験したので、一度リモートワークで仕事を続けさせてもらうことはできるか、上司に相談してみることにしました

そんなこんなで現在のわたしの働き方はというと、基本的にはリモートワーク、週に1回程度のペースで福岡のオフィスへ出勤するというスタイルです。

新山口駅から新幹線に乗って博多へ向かう、なんだかちょっとキャリアウーマンみたいな気分になる通勤をしています。笑
朝の通勤時間でもゆったり座れて、価格が安いこだまで移動しても1時間程度。
新幹線が止まる駅に近いというアクセスの良さを重視して家を選んでよかったなぁとしみじみ思います。
そして、わたしの個人的な事情を受け入れてくれた会社にも感謝です。

家で仕事をするときは、福岡で経験したリモートワークと同じなので、引っ越して間もない時も安心感がありました。
ひたすらパソコンをカタカタしたり、職場の同僚や取引先とWeb会議をしたりといった感じで、決まった勤務時間で仕事をしています。

生活拠点が街から田舎へガラリと変わることで、きっとこれからも働き方や仕事に対する考え方は徐々に変わっていくんだろうなと思いますが、今はこの働き方が思った以上にしっくりきています。

意外と働き方の選択肢はたくさんある

少なくとも3年前のわたしたちは福岡を離れることも家を買うことも考えていませんでしたが、夫が個人で仕事をするようになったことを機に、まずライフスタイルの選択肢の幅が広がりました。
そして偶然にも世界中でリモートワークが普及し、ワークスタイルの選択肢の幅も大きく広がりました。

ほんの数年と比較しても、身近に地方移住を考えられる時代になったんじゃないでしょうか。

思い返してみると、夫もわたしもなんだかんだ人に恵まれたり運がよかったりで、今の働き方に辿り着いた気がします。
ふたりでじっくり話し合って時間をかけて決めたことで、お互いにいろんな可能性を模索することができたと思います。

これからは少しずつ、山口での新しいお仕事やお付き合いが広がっていくといいなぁ。

この記事を書いた人

Misaki

転職を機に、生まれ育った大阪の田舎から福岡の街へ移住。
福岡での街暮らしを5年ほど経て、山口に移住しました。
街にあるものがなく、街にないものがある、いなかぐらし。
その日々をなるべく誰かの役に立てるかたちで綴っていきたいと思います。