ふとした時に「思い出してもらえる」という事

ある日、妻宛にご近所さんからこんな連絡が。

女性のイラスト
ご近所さん

突然だけど、足踏みミシンに興味ない?
空き家で処分されるのでもったいないな〜と思って連絡してみたんだけど…

あ、足踏みミシン?!

ぼくたち夫婦は今年山口に移住するにあたってインテリアを充実させるべく、アンティークショップを廻って少しずつ家に合うような家具や小物を集めています。
その様子をInstagramに投稿していたのを見てくれてわざわざ連絡をくれたそうです。

もちろんぼくたちの答えは、
「ご迷惑じゃなければ、ぜひ見せていただきたいです!」

事の経緯は、いまぼくたちが住んでいる地域の空き家に入居者さんが決まったこと。
それに伴っていまある空き家の家財道具を処分することになったそうなのですが、捨てるにはもったいない家具がたくさんあるとのことで、こういうのが好きそうなぼくたち夫婦に声をかけてくれたみたいです。

いるかどうかはさておき、引き取り手がいなかったときは捨てるから物をみるだけでも全然いいよ!と言ってくださって、片付け予定のおうちにお邪魔して見せてもらうことになり、持って帰るのは早ければ早いほどありがたいとのことで、その日のうちに我が家にお迎えすることになりました。(あっという間の展開!)

そのお家にあったのがこのミシン。

いただいたミシン
JUKIの職業用ミシンだそうです

カフェなどのお店では足踏みミシンの脚に天板をつけてテーブルにしているのをよく見かけます。
このミシンは以前住んでいた方が日常的に使われていたみたいで、糸や針などはついたままだったけどとてもキレイな状態で保管されていました。

某漫画で、
「真のディガーなら家を掘れ」という名言(?)がありますが、まさにそんな感じ。
どこに置くか迷ったのですがリビングにちょうどいいスペースがあったので、現在はそこに置いて毎日眺めていますが、できればメンテナンスして我が家でもきちんと稼働させたいと思っていて、いまメンテナンスしてくれそうなところを探しています。笑

せっかく譲っていただいたので、飾るだけじゃなくてきちんと使いたいなぁって思うんですよね。
おそらくこれがお店で見つけて買ったものだとこんな風には思わなかったかもしれません。

リビングに置いたミシン
リビングにお迎えしたミシン

気軽に声をかけてもらえるということ

山口での田舎暮らしを始めてから、こうやってご近所さんになにかと声を掛けていただく機会が増えました。

ふとした時にこうしてぼくたちを思い出して声を掛けてくれるってすっごくありがたいことです。
ぼく自身、フリーランスで活動しているということもあり、こういうお声掛けからお仕事につながることもあったりするので、感謝してもしきれません!

もちろん都会と比べてご近所さんとの距離感が近いということもありますが、これって都会でも田舎でもそんなに変わらない部分でもあるのかなぁと思ったりしています。

福岡に住んでいた頃はご近所さんとは挨拶をする程度でしたが、例えばいつも不機嫌そうな仏頂面な人に機嫌良く挨拶できるか?と考えるとちょっと厳しいですよね?

田舎暮らしのよくある悩みとして、「田舎の人間関係」みたいなことはよくありますが、確かに都会と比べると距離感や価値観が違うこともあります。
でも、こういうことって移住した側だけではなくて、お互い様なんだよなぁと感じます。
地域の方たちもおんなじように戸惑ったり考えたりしているはず。

そこがお互いにかみ合わないときにストレスになって人間関係がこじれちゃうみたいな…
移住界隈だとよくデメリットとして目にしますが、都会に住んでいてもよくありますよね。

同じ日本という国でも地域によって、人の雰囲気や価値観ってぜんぜん違うので、やっぱりお互いを知るためには時間がかかるとおもいます。
いきなりなんでもうまくいくことなんてあんまりないし、価値観が違うなら尚更。
ぼくたちもこちらに住み始めたばかりで、意識していない部分でご近所さんに気を遣わせてしまっていることもあるかもしれません…
自分たちだけがどう感じているかだけじゃなくて、相手の気持ちも考えられるように生活していけたらサイコーだなぁ。

とはいえ、ぼくたちみんな人間なので機嫌がいいときも悪いときももちろんあるけど、できる限り毎日機嫌よく生活してきたいもんですね!

この記事を書いた人

Takashi

山口県下関市出身。
フリーランスのデザイナーとして活動しています。
写真を撮るのが好きです。
2022年3月に山口市に移住してきました。
移住に関することや自分たちのライフスタイルなどを備忘録として残していきたいと思います。