【都会で過ごした20代の美食生活】本当においしいものってなんだ?

わたしは高校生の頃から食べログを見るのが趣味だったくらい、おいしいものが大好きです。
20代で天下の台所「大阪」から美食の街「福岡」に移り住んできたので、安くておいしい居酒屋、お洒落なカフェ、大好きなエスニック料理、流行りのスイーツ、ちょっといいレストラン…とにかくありとあらゆる飲食店がなんでも揃っているのが当たり前。
いつも数え切れないほどのお店のなかから、行ってみたいお店をピックアップして新規開拓に勤んできました。

一方、これから移住しようとしている山口、家のまわりには飲食店がほぼありません。
夫には「移住したら気軽にいろんなお店で外食したり、スイーツを買ったりできんくなるよ。福岡は飲食店のレベルも相当高いし、もしかしたら福岡が恋しくなるかもしれんよ?」と心配されています。

万国屋さんのカオマンガイ
愛してやまない万国屋さんのカオマンガイ。本場タイで食べたカオマンガイよりもおいしい。

う〜ん、確かに大阪と福岡は、本当に溢れ返るほどおいしいお店でいっぱいだったな。
でも、実はこの一年ほどのあいだで、わたしにとっての食の考え方がちょこっと変わってきています

飲食店巡りが趣味のわたしが自炊に目覚めた理由

すこし前までは
「あの店も行ってみたいし、この店も気になるし、スイーツの名店もいっぱいだなぁ〜!大変大変!」
と、飲食店巡りに奔走していたわたし。

しかし、ここ最近は
食べたいものを自分でおいしく作れたら最高だな
という気持ちが大きくなってきたのです。

背景にあるのは、コロナ禍で自炊の機会がかなり増えたこと
外食の機会が激減して、家でごはんを作る毎日になったことで、外に出なくてもおいしいものが食べられたらなぁと思うようになりました。
いろんなメニューが作れないと飽きちゃうし、さすがに毎日調理をしているとクッキングの基本スキルは嫌でも身に付くので、もう少しレベルアップしたくなったような気がします。笑

そして、おそらく食品関係の仕事をしていることもあるのですが、原材料をチェックするようになりました。
とはいっても「オーガニックでヘルシーなものしか食べない!」とか徹底しているわけではなくて、ジャンクフードもお菓子もバリバリ食べています。
ただ、仕事で食品のことをいろいろ調べているとなんとなく普段の食生活が気になり、さらにこの1,2年の生活スタイルの変化により健康意識がグッと高まりました。

ベランダで食べるランチ
2020年の緊急事態宣言中に試みたベランダ飯。

素材も自分で選び「我が家の味」を見つけたい

徐々に変化してきた「食」の考え方。
山口もおいしい食べものや飲食店はあると思いますが、大阪や福岡に比べれば確かに数は少ないと思います。
そんな山口への移住を決めたタイミングで「おいしいものを自分で作りたい」と思うようになったのは、なんだかちょうどよかった気がします。

これからは、自分が選んだ素材で自分でおいしく作るのが目標です。
家庭菜園の野菜や果物を使えたらさらに嬉しいな…なんて想像を膨らませています。
なかなかそう簡単にはいかないだろうと思いつつ、食に恵まれた環境でいろんなものを食べてきた経験も役に立つはず!と非常に前向きに考えています。
まぁ、もちろん山口に移住したら、山口の素敵なお店の味もしっかり楽しみたいのですが…笑

そんなこんなで、これから料理の腕を上げるべく精進していきたいと思います。

この記事を書いた人

Misaki

転職を機に、生まれ育った大阪の田舎から福岡の街へ移住。
福岡での街暮らしを5年ほど経て、山口に移住しました。
街にあるものがなく、街にないものがある、いなかぐらし。
その日々をなるべく誰かの役に立てるかたちで綴っていきたいと思います。