【東京女ひとり旅Vol.1】初めての山口宇部空港!世田谷ボロ市~豪徳寺散策

先週末、約5年ぶりに東京に行ってきました。

1年前から楽しみにしていた、親友の結婚式に参加するのが最大の目的だったのですが、ちょっとゆったり2泊3日の旅です。

わたしは東京で暮らす友達が何人かいるので「せっかくなら少しゆっくり行ってきたら?」と夫に言われ、お言葉に甘えて。

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Takashi

気分転換って大事やけんね〜

最後に東京へ行ったのは、夫が仕事で数ヶ月東京暮らしをしていたときでした。
めちゃくちゃ狭いワンルームだったなぁ。
東京の家賃の高さは本当に目が飛び出ますよね。

そんなことを懐かしみながら、今回はひさしぶりの一人旅。
山口から初めての東京。

山口宇部空港も初めて利用したので、少し書き残しておこうと思います。

初めて山口宇部空港から飛び立つ旅

山口に引っ越してきて9ヶ月ほど経ち、ついに山口宇部空港デビューのときがやってきました!

福岡と大阪へ行くことは結構多いので、新山口駅のヘビーユーザーではありますが、飛行機で移動するような遠方へ行く機会はここ数年なかったので、空港はもちろん飛行機自体がひさしぶりです。

宇部から羽田までのフライトを調べると、早朝の便と昼前の便ではかなりの金額差があったので、早朝の便を選びました。

自宅から山口宇部空港へは車で25分ほどですが、車以外に交通手段はないので、夫にも早起きをしてもらうことに。

無事余裕を持って到着できたのはいいのですが、小さな空港なので時間をつぶすような場所はなく「椅子に座って待つ」といった感じです。笑

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Misaki

人も少ないから椅子が空いてるのはいいですね!

宇部空港のエヴァンゲリオン
宇部空港のエヴァンゲリオン初号機

とりあえず記念に1枚撮影した風景。笑
エヴァンゲリオンとのイベントで展示されているようです。

何より羽田まで1本でいける飛行機が飛んでいるのは本当にありがたい。

羽田までしか飛んでないけど、羽田まで行けばどこでも行けるから!

大阪や福岡にいた頃はリーズナブルなLCCを利用することが多かったのですが、今回はANAのフライト。

そもそも山口宇部空港ではジェットスターやピーチなどのLCCは運行しておらず、ANA、JAL、スターフライヤーの3つの航空会社の便がありました。
とはいえ、そこまで価格が高い印象でもなかったので(2022年時点でわたしが検索したときは平日片道1万円ほど)利用しやすいです。

座席のゆとりや座り心地、機内サービスの充実具合にほくほくしながらうたた寝をしていると、あっという間に羽田に着きました。

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Misaki

飛行機とか電車って、寝ると一瞬で着きますよね。笑

わりとどこでも爆睡できるのが自分のいいところのひとつだと思っています。

旅の始まりは世田谷ボロ市

午後からの予定まで時間があったので、ひとまず荷物をホテルに預けて「世田谷ボロ市」に行ってみることに。
蚤の市のような、骨董品や古道具などなど味のある逸品がわんさか立ち並ぶ催しです。

2022年世田谷ボロ市
2022年世田谷ボロ市

福岡で暮らしていたときも護国神社の蚤の市が大好きでよく通っていたわたしにとって、最高のイベント!

ボロ市名物としては、代官餅というものがありました。
あんこ、きなこ、からみ(大根おろし・醤油・のりがかけられたもの)の3種が定番のようで、大行列ができる人気です。

他にも焼き団子やケバブサンド、シャーピンという中国のおやきのような軽食もあり、どこも賑わっていました。

時間も限られているので、行列のできている食べ物はとりあえず我慢して散策することに。
こういう催しは、歩いて見て回るだけでも楽しいです。

思わず手に取ってしまった戦前の教科書

ふと目に止まったのが、大量に積み重ねられた戦前の教科書

ボロ市で販売されていた戦前の教科書
ボロ市で販売されていた戦前の教科書

1冊300円。
いくつか中身を拝見して、どれもなかなか興味深くおもしろかったのですが、特に気に入った国語と図画工作の教科書を買いました。
私が学生の頃に好きだった科目です。笑

戦前の教科書
明治43年の国語の教科書と昭和8年の図画工作の教科書
挿絵にもグッとくる戦前の教科書
味のある挿絵にもグッとくる

国語の教科書は110年以上前の明治43年発行、図画工作の教科書は約90年前の昭和8年発行のものでした。

何に使うのかと言われるとはっきり答えにくいものですが、この教科書が使われていた当時の風景を想像したり、現代と比較してどうか考えてみたりする、というのが結構おもしろいのです。

家に飾りたい浮世絵

次に目にとまったのが、何十枚と並べられた浮世絵。
裏面に作品の解説が綴られていたので、ついつい読み込んでしまいました。
解説を読んでから見るのとそうでないのとでは、一枚の絵の見え方がかなり変わります。

2.3枚をじっくり見比べていると、お店の方が浮世絵師のことをいろいろ教えてくださいました。

お話を聞いて選んだのが、鈴木春信の「とみよしや前」という作品。
持ち帰ってさっそく額装して、飾りました。

鈴木春信の浮世絵「とみよしや前」
鈴木春信の浮世絵「とみよしや前」

流れるような美しさが際立っているように感じた1枚です。

鈴木春信は浮世絵のなかでも多色摺り版画の「錦絵」の技術に長けていたそう。
絶妙な色使いと、しなやかで繊細な表現には目を奪われます。

ボロ市でGETしたのは以上!
いいお土産になりました♪

豪徳寺で友人と再会

世田谷ボロ市を満喫したあとは、大学時代の友人との待ち合わせ場所へ。

6年ぶりの再会は、豪徳寺集合です。
激渋。笑

住宅街に突如現れる豪徳寺
住宅街に突如現れる豪徳寺

世田谷からは、ぷらぷら歩いて豪徳寺に行けました。
知らない町を歩くのって楽しいですよね〜!

なぜ豪徳寺かというと、豪徳寺の招き猫をうちにも置きたいな〜というところが発端。
いいね!と友人も乗ってくれたので、豪徳寺集合になりました。

招き猫発祥の地と言われる豪徳寺は、境内のなかにもたくさんの「招福猫児(まねきねこ)」が並んでいます。

豪徳寺の招福猫児(まねきねこ)
豪徳寺の招福猫児(まねきねこ)

この「招福猫児(まねきねこ)」は小判を持たず、右手をあげているだけ。

福そのものをもたらすわけではなく、人との縁をもたらすことで、福が訪れるという背景があるのだそう。

豪徳寺の招福猫児は小判を持っておらず、右手をあげています。
招福猫児は、人を招いて「縁」をもたらしてくれますが、福そのものを与えてくれるわけではありません。
人との大切な「縁」を生かせるかどうかは、その人次第。
報恩感謝の気持ちがあれば、自然とその人のもとに福が訪れる、という教えから、小判を持たず、右手だけをあげています。

https://gotokuji.jp/manekineko/

この思想が良いなぁ思って、行ってみたかったんですよね。

境内には猫がいました
境内には猫がいました

購入できる招き猫はサイズ展開が豊富で、指に乗るほど小さなサイズから迫力のある特大サイズまであります。
わたしは手乗りサイズの猫を連れて帰ることにしました。

なんとも言えない表情とふさふさした眉毛の感じがかわいい。

手乗りサイズの招き猫
手乗りサイズの招き猫

渋めの東京散策はなんだか新鮮だった

きらびやかな雰囲気というより趣のある渋めな東京散策、めちゃくちゃ楽しかった!

20代の頃はよく東京へ行っていましたが、やっぱり10年以上経つと訪れる場所も買うものも結構変わっているので、まだまだ知らない場所がたくさんあるし、まっさらな気持ちで楽しめますね。

またゆっくり下町とかも散歩したいです。

この記事を書いた人

Misaki

転職を機に、生まれ育った大阪の田舎から福岡の街へ移住。
福岡での街暮らしを5年ほど経て、山口に移住しました。
街にあるものがなく、街にないものがある、いなかぐらし。
その日々をなるべく誰かの役に立てるかたちで綴っていきたいと思います。