今年の春に山口に移住してきてから、家も含めて生活に関わるものをほぼすべて買い換えました。
いままで住んでいた福岡での生活を、まるごとリセットしたような形です。
ほんとになにからなにまで買い換えたね。笑
もう全リセットくらいの感じやったね。笑
そのおかげでなにを基準にしてものを買うか、はっきりしたのはよかったと思う。
ぼくたちがものを買う基準
普段、ぼくたち夫婦がものを買う大きな基準は3つあります。
- 購入金額
- 優先度
- 納得度
大きな買い物から小さな買い物まで、どんなものでも上記の基準に沿って購入するかを考えます。
一人だけで決めることはあまりなくて、欲しいものが出てきたときはお互いに共有して相談して購入するかどうかを決めます。
この記事では、ぼくらが基準にしている3つの項目について説明していきます。
ものを買う基準は各家庭や個人によって大きく変わることですし、ぼくたちの考えが正しい訳でもなくて、他の考え方を否定するつもりもまったくありません。
【購入金額】必要なものは高くても買う。「安い」が理由のものは買わない
「悩む理由が値段なら買え。買う理由が値段ならやめろ」
「ミニマリスト」や「買い物」に関する情報発信の中でよく目にする言葉ですが、この言葉を知った時はすごく共感しました。
ぼくたちにとって、ものを買う時の大切な基準です。
同じようなニュアンスの言葉として「安物買いの銭失い」がありますね。
高いけど欲しいもの
欲しいけど「金額が高い」から買うのを躊躇しているということは、それが自分にとって価値があるものと言えます。そういう時は金額的に少し厳しくても買っていいと思います。
これは、決して「高級なものすべてに価値がある」「借金してでも欲しいものを買う」ということではないです。
もちろん金額の限度はあるので、あくまで自分たちの予算の範囲内で、もしくは少し予算を超えるくらいで購入ができるというレベルでのお話です。
自分が本当に価値を感じることができるものであれば、多少懐が寂しくなっても後悔することはないはず。
安いから欲しいもの
ものを買う理由が「金額の安さ」という場合は、買わない方がいいと思っています。
よくあるケースは、セールなどで「通常金額では買わないけど、安くなっているから買っておく」というようなこと。
一見、お得な感じはしますが、それが自分にとって本当に価値を感じられるものでしょうか?
本当に欲しいものは通常価格だったとしても買っているはずですよね。
元々欲しいと思っていたものがセールで安くなっているなどの場合はものを買ういいタイミングだと思います。
自分に必要なものが本来の価格よりも安く買えるんだったらお得です。
「セールをしているからなにか買おうかな?」と買うものを探すのは「安物買いの銭失い」になる可能性が高いと思います。
「安いから欲しい」って本当に必要なものでしょうか?
【優先度】自分にとって重要なもの/重要じゃないけど必要なもの
ものを買う時に値札を見ないで買えるような億万長者だったらそんなことは気にしないで済むかもしれませんが、ぼくを含め多くの人たちのお金には限りがあるはず。
そんな限りあるお金の中で「なににお金をかけて、なににお金をかけないか」という風に優先度を決めることは必要です。
もちろん、人によってこの優先度は全然違ってきます。
優先度が高いものにはお金をかけ、低い物にはお金をかけない
ぼくの場合は、アンティークのものが大好きなので、山口に移住するにあたっていろいろなアンティークショップをまわって家具などを一新しました。
安く済ませようと思えばイケアやニトリなど、安価でそこそこのものはすぐに揃いますが、気に入ったものに囲まれて、メンテナンスしながら生活することは楽しいし、自分の人生において大きな意味を持っています。
洋服もすごく好きです。
でも、お金をかける所とかけない所ははっきりと区別しています。
シャツやパンツなどはユニクロや無印良品が多いですが、アウターや靴、カバンなどは自分の気に入ったブランドのものを購入しています。
外食も好きですが、高価なレストランや豪華な食事が好きな訳ではありません。
自分一人の場合だと1000円でおつりが来るくらいのメニューで充分満足できます。
一回に何千円もかかるようなレストランはよっぽどのことがない限り行くことはありません。
優先度が高いものにはしっかりお金をかけますが、優先度が低いものにはあまりお金をかけたくありません。
必要なだけであれば、100円ショップのもので充分だと考えています。
【納得度】すべてに納得できれば買う、妥協するなら買わない
色や形、機能性や価格など、場合によっては時期もあるかと思いますが、それらにおいてすべてに納得ができれば買っていいと判断しています。
こういう場合っていろいろ考えて、妥協せずに購入しているので満足できているはずです。
それとは反対に、「機能性や価格はいいけど、好きな色じゃない」というような場合には買わない方がいいかもしれません。
こんな時って、結局あとで「やっぱりあの色がよかったなぁ」と気になる部分が解消されることはありません。
ぼくたちの場合の例をあげてみます。
仕事場にしているガレージで作業以外に座れる椅子をずっと探していました。
ガレージの雰囲気に合うようなアイアンと木を組み合わせたスツールを悩んでいたのですが、価格と大きさに納得できずに見送りました。
その後、お気に入りのアンティークショップでガレージの雰囲気にとても合うスタッキングチェアを2脚セットで見つけ、はじめに悩んでいたスツールよりも自分たちが納得した商品を購入することができました。
妥協せずに選んだものは全部がお気に入りになる
今ぼくたちが所有しているものは夫婦で納得した上で購入したものなので、全部がお気に入りです。
市街地から田舎へ移住したことで、「ミニマルな暮らし」や「シンプルな暮らし」を意識して生活をしています。
「ミニマルな暮らし、ミニマリスト=ものが少ない」というイメージがあるかと思いますが、個人的にはそうとは限らないと思います。
ミニマリストとはものを少なくする訳ではなくて、自分にとって価値のあるものだけを厳選して所有する人、生活スタイルだと考えています。
その人にとって価値があれば、ものの量は関係ありません。
自分にとって価値のあるものだけにお金をきちんと使う。
そういうものに囲まれた暮らしは幸福度が高く、心を豊かにしてくれます。
さいごに
ぼくたちがものを買う時に大切にしている基準は以上です。
自分の中に基準を持つことで必要のないものを買ったり、無理をしたりすることはなくなります。
この基準はひとそれぞれですが、自分なりの基準を持って、自分にとって価値のあるものだけを選ぶ生活を楽しんでみるのもオススメですよ!