地方移住を決めた理由【夫編】|都心部で仕事漬けだった20代を経て

福岡市内の町並み
福岡市の海沿いの街なみ

ぼくたち夫婦は現在福岡に住んでいます。
そこそこ都会で、少し足を伸ばせば自然もたくさんあるし、ごはんもとてもおいしい福岡が本当に大好きです。

2、3年前だと福岡から違う場所に移住するなんて想像もしなかっただろうなと思います。
そんなぼくたちが移住を考え始めたのが、去年の2020年。

都会を満喫した20代

ぼくの地元は、山口県の下関市といういなか町でした。
昔はそんないなかが嫌で、「大人になったら、都会の華やかな街のなかで生活するんだ!」
なんてことを思っていました。そしてデザイナーという憧れていた仕事をすることができるようになり、仕事で東京や名古屋、福岡といろんな都市部での生活を経験し、現在に至ります。
どの街もそれぞれにいいところがあり、とても刺激的な20代はあっという間に過ぎていきました。

仕事柄、忙しいときはかなり忙しく、朝方までPCとにらめっこをするなんていうことも多々あって、生活は不規則になり、休みの日は寝るかPCを触るかのどちらかというような生活が長く続きました。
人間って不思議なもので、体も心も疲弊してくると近代的で便利なものごとでストレス解消をするより、壮大な自然や、太陽の光、ゆったりとした空気感を求めることに気がついていきました。

20代の終わりごろくらいから、なんとなく将来は街中ではなくて自然がたくさんある環境で暮らしていきたいなぁなんてことを思いはじめました。

先の見えない自粛生活

そして2019年、会社を辞めてフリーランスになり、なんとかごはんを食べられるくらいにはお仕事もさせてもらえるようになってきたなぁというタイミングで、新型コロナが流行しはじめました。
当初はちょっと重いインフルエンザくらいの感覚で、しばらくしたら落ち着くだろうと思っていたのですが、あっという間に全世界で感染者が増え、連日ニュースでは新型コロナの報道。
あれよあれよという間に緊急事態宣言が発令され、外にも満足に出られない状況に。。。

世の中もすごいスピードで変わり始め、飲食店の営業時間短縮、在宅勤務、イベントの中止などなど。。。。
数えだしたらキリがありません。
妻も在宅勤務になり、二人で外にも出られずに軽い軟禁状態のような毎日が続きました。
いままで普通にできていたことができなくなるということが、こんなに生活を変えるなんて思ってもいませんでした。

これからの生き方を見直すきっかけ

終わりの見えない自粛生活の中で、嫌でもこれからの事を考えるようになりました。
いま住んでいる福岡は凄く便利で大好きです。
でも、今まで当たり前だと思っていたことが急にできなくなる、制限される。
そうなった時に、
「いま自分たちがどうしたいのか」
「これからどんな生活を送っていきたいのか?」
自粛生活の中で、そんなことをたくさん話しました。
その中で出た答えが、
「ある程度自分たちのことは自分たちでする(住むところから自分たちで考える)」
という事でした。
それに合わせて、自分たちがどんなことを考えて、移住に関して調べたりしたことを残そうということになり、このブログを立ち上げました。(ぼくは腰が重めなので、もうだいぶ時間がたってしまいましたがw)

実際のところ、コロナのせいでやむをえなくなったとかそんなに暗い気持ちでは全然なくて、どうせならいっそのことガラッと生活環境を変えてみよう!っていう感じです。
この一年間でいろんな事を調べたりして移住先も決まったので、調べてわかったことや起きた出来事を綴っていきます!

この記事を書いた人

Takashi

山口県下関市出身。
フリーランスのデザイナーとして活動しています。
写真を撮るのが好きです。
2022年3月に山口市に移住してきました。
移住に関することや自分たちのライフスタイルなどを備忘録として残していきたいと思います。