【移住希望者は見逃せない!】空き家バンク改修事業補助金の使い方

書類の写真

2021年もあっという間に残りわずかになってしまいました…
最近なにかとばたばたバタバタしていて、ブログの更新が開いてしまいましたが、山口移住への諸々手続きは少しづつですが進んでいます。
書類準備や申請作業などが多かったので、更新できることがあまりなかったのですが、今回また一つ前進したことがあるのでその事について書いていきます。
前回の記事で、空き家を無事購入できた事は書きましたが、購入したからすぐ住めるかというとそんなことはなくて…
古い家なので手直しする箇所も多く、電気、水廻りは現代に合わせた仕様に組み替えなければ快適に住むことは難しい状況なのが古民家です。

正直なところ物件の購入金額よりもこちらのリフォームの費用の方が圧倒的に高く、時間もかかります。
そこで、ぼくらが利用したのが、「空き家バンク改修事業補助金」です。

山口市空き家バンク改修事業補助金制度

ぼくらは福岡から山口へ移住するので、「山口市空き家バンク改修事業補助金制度」を利用しました。

山口市空き家バンク制度で成約され登録物件を改修する場合に改修費用の一部を補助して費用負担を軽減することで、空き家の有効活用、定住促進及び地域活性化を図ります。

https://www.city.yamaguchi.lg.jp/soshiki/26/5924.html より引用

補助対象は?

この「山口市空き家バンク改修事業補助金制度」は当然ですが、補助対象になるものとならないもの、また補助を受けるに当たっていくつかのルールがあります。

補助対象となる改修項目

  • 屋根・外壁、軒天の改修、塗装、コーキング
  • 雨樋の取り替え
  • 床、壁、天井材の張り替え
  • ドア、ふすま、障子等の建具や畳の取替、張替
  • ガラス、網戸の交換
  • サッシ、雨戸の設置、取替
  • カウンター、棚の設置
  • 間取り変更等の変更に伴う壁等の工事
  • 床、建具等のバリアフリー化、手すりの設置
  • 浴室、ユニットバス、トイレ、洗面の工事
  • 給排水衛生設備工事
  • システムキッチンの設置(IHクッキングヒーター、ガスコンロ、オーブン、食器洗浄機については、キッチン組み込みのものに限り対象)
  • コンロの取替え工事
  • ガス給湯器、電気温水器、ボイラー等の設置(エコキュート等の高効率給湯器を含む)
  • 太陽熱利用機器の設置(自然循環型太陽熱温水器、ソーラーシステム(太陽光発電を除く))
  • 火災報知器の設置
  • 防犯カメラ等の防犯機能の付加または強化のための工事
  • 換気扇、換気空清浄機ロスナイの設置
  • 床暖房設備工事、ペレットスロープの設置
  • スイッチ、コンセント、配線等の電気工事
  • 玄関フード・サンルームの増築
  • バルコニーの増築
  • ウッドデッキ、パーゴラの設置(母屋に接するものに限る)

補助対象要件

  • 空き家・空き地バンク制度において売買または賃貸借で契約した空き家の所有者
  • 施工業者は市内に所在地を有する法人または個人事業者であること
  • 売買または賃貸借契約が行われて6月以内であること
  • 空き家の改修費用(必要経費)が10万円以上であること
  • 空き家の改修が当該年度末までに終了すること
  • 市税等に滞納がないこと

と、補助金の内容に関してはこんな感じです。
改修項目はリフォームに関することはほぼ網羅しているようなので、とても助かりますね!

気をつけないといけないのが補助対象要件についてです。
こちらは、山口市の業者さんにお願いしないと補助金の申請ができなかったり、工事期間の制限があるので、注意が必要です。
でも安心してください。ぼくらもそうでしたが、空き家バンクの担当の方が業者さんの選定や書類の記入方法などは随時相談にのってくれるので、一つずつ確認しながら確実に進める事ができます。
県外から移住するぼくらにとってはとても心強かったです!

すべてセルフリフォームで改修する場合は補助金対象も変わってくるかと思うので、申請前に自治体に相談した方がいいかもしれませんね。

補助金申請の書類について

改修の要項の確認が終わったら、いよいよ補助金の申請です。
山口市の場合は、山口市のウェブサイトから必要書類のPDFをダウンロードすることができるので、それをプリントアウトして記入という形になります。

自分で記入するものは、

  • 改修補助金交付申請書
  • 改修補助金承諾書(賃貸借の場合のみ)

となります。
上記の書類に加えて、

  • 売買契約書のコピー
  • リフォームの見積書
  • 設計図(業者さんから共有してもらいます)
  • 施工前の写真
  • 住民票の写し
  • 市税の滞納がないことの証明書

が、必要になります。

県外からの申請は要注意!滞納がないことの証明の申請

補助金申請の確認をしていく中で、県外からの移住者の方には気をつけないといけないことが1点あります。
それは、「市税の滞納がないことの証明」です。
ぼくらは初め、現在住んでいる福岡市でこちらの市税の滞納がないことの証明を取得しましたが、これは間違いでした。

この空き家改修補助金の「市税の滞納がないことの証明」は、現住所が他県でも山口の市役所で取得する必要があります。
提出する前に、市役所の担当者さんに確認して発覚しました…

ただ、こちらはサイトから申請書類をダウンロードして郵送での申請が可能なので安心してください!
この際に、「身分証明のコピー」「返信用封筒(切手を貼った物)」「手数料分の定額小為替(滞納がないことの証明は1通200円)」を同封して、所定の市役所に送ることで取得が可能です。

補助金申請から交付決定までの期間

ここまでの書類の記入や取得、申請など地味な作業の連続ですが、空き家改修の補助金はかなり大きな金額の補助があるので、がんばって準備しましょう!
ぼくらの場合は申請から約一週間で審査が終わり、交付決定通知書が送られてきました。

改修が終わった後の報告について

上記の交付決定通知書と併せて、「山口市空き家バンク改修事業完了報告書」という書類も送られてくるので、こちらに必要書類を添えて送付することで補助金が振り込まれるようです。

ぼくらは現在絶賛改修中なので、工事が終わったタイミングで完了報告についてはブログを更新しようと思います。

この記事を書いた人

Takashi

山口県下関市出身。
フリーランスのデザイナーとして活動しています。
写真を撮るのが好きです。
2022年3月に山口市に移住してきました。
移住に関することや自分たちのライフスタイルなどを備忘録として残していきたいと思います。